小出 陽平
(独立行政法人国際農林水産業研究センター生物資源領域 特別派遣研究員(国際稲研究所)

2013年12月3日火曜日

論文の宣伝

最近発表された論文の紹介をしたいと思います。

D Fujita, KR Trijatmiko, AG Tagle, MV Sapasap, Y Koide, K Sasaki, N Tsakirpaloglou, RB Gannaban, T Nishimura, S Yanagihara, Y Fukuta, T Koshiba, IH Slamet-Loedin, T Ishimaru, N Kobayashi (2013)NAL1 allele from a rice landrace greatly increases yield in modernindica cultivarsPNAS DOI: 10.1073/pnas.1310790110

インド型イネの収量を増加させる遺伝子(SPIKE)を明らかにしたという内容です。
私の以前の所属での研究成果で、私も共著者に入っています。
この論文は、筆頭著者の方(現在 九州大学農学研究院 講師)がフィリピンの国際稲研究所でコツコツと研究を続け、得られた成果です。この研究に対する粘り強い姿勢は私もぜひ見習いたいと思っています。
私も良い研究ができるように頑張ります。

2013年6月26日水曜日

岩手生物工学研究センターに行ってきました

先々週、ワークショップ参加のため、岩手生物工学研究センターに行ってきました。
この研究所では、ゲノム配列を解読することにより、突然変異の原因遺伝子を高速で突き止めるMutMapという方法を開発しており、その方法を教えていただくためのワークショップでした。

最近の技術の進歩により、大量の塩基配列の解析がより速く安価にできるようになっています。このような解析で生み出される大量のデータを扱うために、バイオインフォマティックスという情報科学の技術が不可欠になりつつあります。

私はこのような技術にはほとんど触れたことがなく、全くの初心者の状態でしたが、バイオインフォマティックスの基礎の部分から学ぶことができました。とても良い経験になりました。



この研究所が利用している田んぼです。



よく見ると青い棒の上の旗みたいな部分にバーコードが付いています。このバーコードで田んぼにある無数のイネを管理しているということでした。ハイテクです。


2013年4月11日木曜日

所属が変わりました

4月1日より所属が変わり、京都大学白眉センターに特定助教として勤務することになりました。
研究内容はまた機会があれば詳しく書きたいですが、相変わらずイネの研究をしていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2013年3月19日火曜日

引越し

3月末で現在所属している国際農林水産業研究センターから異動することになりました。

国際農林水産業研究センターには国際稲研究所に派遣されていた期間も含め、5年間お世話になったことになります。その間、スーパーバイザーを含め、多くの方々に支えられ、また、励まされ、研究を続けることができました。本当に感謝しています。

4月以降は新たな場所で研究を続けることになりますが、今までの経験を生かし、よりよい研究ができるよう頑張りたいと思います。ありがとうございました。

2013年2月18日月曜日

国際稲研究所

昨年のことになってしまうのですが、国際稲研究所(International Rice Research Institute、通称IRRI)を訪問してきました。目的はイネの病気に関する会議への参加と、研究打ち合わせです。



研究所のメインの建物の写真です。
IRRIでは世界の貧困や飢餓の減少、農家や消費者の健康増進などを目指し、イネの研究が行われています。

 
これは亜鉛(Zn)欠乏の田んぼです。この田んぼでイネを育てて亜鉛がない状態でもよく育つイネを選んだりしているようです。こんな研究をはじめとして様々な研究が世界中の研究者によって行われています。
 
 
田んぼの様子です。ものすごい広大な農場があります。
私はここで2年間働いていたことがあるのですが、イネの研究者にとってとても刺激的な場所だと思います。