イネの穂が出て、実り始めています。
写真は穂が出ているところです。
最終的にお米になる部分一つ一つがイネの花です。
中央部分の花では白いおしべが飛び出しているのが見えます。
これがちょうどイネが開花しているところです。
イネの花の上に細長い突起物があるのがわかると思いますが、これは芒(のげ、のぎ)と呼ばれる器官です。日本でよく見るイネにはほとんどついていませんが、海外には長い芒をもったイネもあります。
こちらは別のイネですが、よく見てみると一つの穂の中に違う形のお米が混ざっているのがわかるかと思います。左側の枝についているお米の粒形は大きくて細長いのですが右側は小さくて丸いです。また、真ん中あたりは大きいお米と小さいお米が同じ枝についているのがわかると思います。
この小さくて丸い形のお米は自然に発生した突然変異が原因だと思われます。この穂は突然変異を起こしたお米と正常なお米が混ざっていることになります。このような現象は「穂内キメラ」と呼ばれています。
田んぼで観察していると時々このような面白いイネに出会います。